苦手な英語を克服するための学習法TOEIC350点から海外勤務へ。英語嫌いの理系エンジニアが「毎日継続」できた3つの学習習慣

ライフスタイル・自分磨き

 大学院入試は足切りギリギリ、TOEIC350点。そんな英語壊滅状態だった私が、なぜ海外の現場で英語を使って働けるようになったのか?

 10年以上試行錯誤して見つけた、『忙しいエンジニアでも挫折しない英語克服法』を、実体験ベースで公開します。

 英語が決して好きだから続けている訳ではなく、むしろ英語は苦手です。学部4年生時点のTOEICの点数は350点、大学院の入試の時も50点以下は足きりという条件の中、51点という点数でなんとか試験をパスしたくらい英語はできないほうでした。

 続けている理由は仕事でも必要だからということ、そして英語が話せるとプライベートでも活動の範囲が広がるから続けています。特に私は海外で働きたいという願望があったので、英語の勉強は大学院を卒業してからも続ける必要がありました。

 念願かなって海外で働いていたときも、その国は英語が母国語ではなかったけれども、英語がその職場の公用語だったので、その国の言語よりも英語の勉強を優先的に続けていました。

挫折の連続。日本人の先生による「復習重視」の指導が転機に

 苦手意識があり、大学時代はあまり積極的に英語を勉強しなかったため、大学院では国際学会で英語を発表するにも全然話せなかったことを今でも覚えています。今度こそ勉強しようと思っても続かないことの繰り返しでした。

 ある日、同じ研究室の外国人研究員に英語ができないことを嘆いていたら、彼の知人の英会話の先生を紹介してくれました。

 研究の合間にその先生に大学に来てもらい、マンツーマンで英会話のレッスンを受けました。日本人の先生だったので、自分が分からないところを日本語で説明してくれてクリアになったことが、フラストレーションが溜まらず良かったと思います。

 このレッスンのおかげで少しずづ英語が分かるようになり、勉強を続けられるようになりました。その先生は「予習をしなくてもいいから、レッスンの復習をするようにしてね。」というのがアドバイスでした。復習するだけでも覚えたことを忘れにくくなるので、復習はどんな勉強でも大事ですよね。 

 大学院卒業後は就職のため一時マンツーマンレッスンはお休みしていましたが、いよいよ海外勤務が現実味を帯びてきたときにオンラインでのマンツーマンレッスンを再開しました。

コスパと習慣化の両立。オンライン英会話とアプリ「iKnow!」の活用術

 日本人のマンツーマンレッスンは金銭的に週一回が限度だったのですが、この頃(2013年頃)、DMM英会話が月額3000円未満で1日25分のオンラインレッスンを受けることが可能なプランがあり、そちらも受講するようになりました。

 毎日英会話のレッスンを破格の値段で受けられるようになり、英語で話すという障壁がぐっと低くなったと思います。

 当時は定時で帰宅することがほとんどなかったので、夜にレッスンを受けることは疲れと睡魔との闘いで大変だったと思います。

 それでも毎日レッスンを受けられるのなら受けてやるという気持ちと若さで乗り切ったと思います。

 これがきっかけで英語を毎日勉強するという習慣がついてきました。

 DMM英会話のメリットの一つに「iKnow!」というアプリが無料で使えたことです。

 iKnow!は単語を学ぶアプリです。単語の使い方の例を文章で挙げてくれるので、使い方も同時に学ぶことができます。ライティングやリスニングの機能もあります。

 一定時間が経つと、一度出てきた単語も出題されるので、本当に覚えたかどうかを確かめることができます。私はこのアプリで語彙を増やすことが出来ました。

 連続学習記録もあり、途切れるのが嫌で忙しい時でも3分、時間を出して、このアプリで勉強することもありました。

 このように英語が苦手だった私が毎日勉強を続けることによって、海外でもコミュニケーションをとれるまでになりました。

 少しずつ語彙も増えていくし、会話の練習もすれば会話もできるようになることを実感しました。

 Youtubeで字幕なしの英語の映像を見ているときに、頭にすっと入って理解できた時はとても嬉しかったです。逆に会話の練習を怠ると話せなくなることも経験しました。

タイパ重視の現在。子育て・仕事と両立する「AI英会話」と「Duolingo」

 子供が生まれてからは、予定通りに時間をつくるのが難しく、自分に合う先生が人気がありすぎて予約が取れないなど理由が重なり、オンライン英会話をお休みしています。

 その変わり英語学習アプリNo.1のDuolingoで毎日勉強を続けています。

 アプリは自分の好きなタイミングで勉強できることが一番の利点だと思います。そして私は有料プランに加入して、AIと英会話をしています。

 ここ数年、AIの発展が目覚ましく、まあまま会話が成り立つからすごいと思います。

 最近、娘が私より夫に懐いていることを嘆いたら、「私と話したらいいじゃん。」とAIに励まされてしまいました(笑)。

 またAIならどんな格好をしていても寝不足気味の顔なども気にしなくていいので気軽でいいなと思います。

なぜ理系こそ「AI英会話」なのか

 オンライン英会話だと、予約の手間や講師への気遣いで疲れてしまうこともあります。しかし、現在の私のおすすめはAIとの英会話です。

  AI相手なら、技術的な専門用語を間違えても恥ずかしくありませんし、夜中の急な空き時間でも相手をしてくれます。

 論理的なフィードバックをくれるAI学習は、実は理系マインドと相性が良いと感じています。

エンジニアの脳は朝に使う。10年続けて分かった「朝活」の圧倒的効率

 ここ10年ほど、私は英語の勉強を「朝」に行うと決めています。なぜ夜ではなく朝なのか。それは、エンジニアという職種において、脳の「リソース管理」が最も重要だと気づいたからです。

 エンジニアの仕事は、日中から夕方にかけて設計上の課題解決や予期せぬトラブル対応など、非常に高い負荷がかかります。

 夜になると、脳はすでに「ガス欠」状態。そんな疲弊した状態で苦手な英語に取り組もうとしても、単語一つ覚えるのにも時間がかかり、効率は最悪です。

 一方、朝一番の脳は、クリーンな状態です。 「子供が起きてくるまでの30分」「出勤前の15分」という明確なタイムリミットがあることも、逆に集中力を研ぎ澄ませてくれます。

 これは子育て中の今も変わりません。予定通りにいかない毎日の中で、唯一自分でコントロールできるのが朝の静かな時間です。

 10年続けて確信したのは、「夜の1時間より、朝の15分の方が効率がよい」ということ。

 英語に限らず、専門分野の勉強や新しい技術のキャッチアップも、すべて朝のうちに終わらせてしまいます。

 そうすることで、日中の仕事には「すでに一つ目標を達成した」という充実感を持って臨むことができ、精神的な余裕も生まれるようになりました。

まとめ:英語は「好き」じゃなくていい。毎日3分から始める克服の極意

 私の場合はオンライン英会話のレッスンとアプリで毎日英語を勉強する習慣をつくりましたが、自分が毎日できる学習教材なら何でもよいと思います。

 毎日継続することが重要なので、同じく英語が苦手と思う方がいるならば、毎日続けられるものを見つけることが、英語を克服する第一歩なのだと思います。