就活=婚活!?企業との“相性”を見極めるために大切なこと

就職活動
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今ちょうど就職活動の時期だと思うので、今日は少しでも役立つことがあればと思って、この記事を書いています。就職活動を経て働いている今、私は就職活動は婚活に似ていると思いました。

一生一社というわけではないけれど、ある程度長くお付き合いしていくこと、自分の生活を左右することだから、結婚相手を選ぶことと似ているなと思いました。

 私は10年以上、企業のリクルーターとして学生と関わってきました。そんな経験から、「就活って実際どう進めたらいいの?」「自分に合う会社ってどう見極めればいいの?」という部分について、特に“企業との相性の見極め”という視点から、皆さんに伝えたいことをまとめてみます。

インターンシップの参加

まずはインターンシップの参加です。会社の業務、雰囲気、風土、制度、社員など直接見て、少し体験できるのがインターンシップです。この経験で自分と会社との相性が良いかどうか、想像していた通りかどうか確認できます。

インターンに参加したら、ここを見ておこう

 インターンシップに参加するとき、必ずしも希望の部署に配属されるとは限りませんよね。
「思ってたのと違う…」とがっかりすることもあるかもしれません。

でも、それでも大丈夫。
配属先が希望通りじゃなくても、その会社の“雰囲気”を掴むことは十分できます。

実際に働く社員の様子や、オフィスの空気感、先輩たちの会話の中から、
会社のカルチャーや風通しの良さって、なんとなく見えてきます。

それに、もし「やっぱり希望の部署のことが知りたい!」という場合は、
インターン先の先輩や社員の方に「〇〇の部署の方と話してみたいんですが…」と相談してみるのもアリ。
意外と紹介してもらえることもあります。

少し勇気はいりますが、積極的に動いた人の方が、リアルな情報を得られるんです。

見ておきたい“周りの部署”の雰囲気

 余裕があれば、自分の配属先だけじゃなくて、周りの部署の人たちの雰囲気もチェックしてみてください。
オフィス内のちょっとした会話や、昼休みの様子なんかからも、「この会社ってどんな感じなんだろう?」っていう空気感がつかめると思います。

さらに、先輩との会話の中で、その人の同僚やチームの話を聞いてみたり、
「どんな仕事をしているんですか?」「今後、どんなキャリアを考えていますか?」といった将来のことも聞いてみると、
働くイメージがぐっとリアルになります。

先輩が忙しそうで話が聞きづらい環境ならば、あまり良い職場環境ではないかもしれません。ただ先輩自身の仕事のやり方にも問題がある可能性もあるので、そこは見極めが必要です。

プライベートの話も聞いてみよう

 それから、もし話しやすい雰囲気であれば、少しプライベートな話もしてみると◎。
たとえば、「家庭を持ってる方は多いですか?」「休日はどんなふうに過ごしていますか?」
「仕事が終わったあとは何をしてリフレッシュしてるんですか?」など。

こうした話って、実は働きやすさや職場の文化を知るうえでとても大事なんです。

仕事と私生活のバランス、職場の年齢層やライフスタイルなど、
ネットには載っていない“リアル”な情報がたくさん詰まっています。

インターン=ただの体験じゃない

「とりあえず行っておけば安心」「なんか良さそう」という理由で参加する人も多いと思います。

でも、インターンの内容はその後の選考に影響することがあるんです。

・インターンで好印象を持たれた人に、内定が出る
・逆に「ちょっと違うかも」と判断されてしまう

そんなことも実際にあります。だから、目的を持たずに参加するのは、ちょっと危険かも。

とはいえ、実際の職場や社員の雰囲気を体感できる機会は貴重です。ネットや説明会では分からない「生の空気」を感じるためにも、興味を持てる会社のインターンには、積極的に参加してみる価値があります。

インターンに行けなかったら?→リクルーターを活用!

 スケジュールや体調の都合でインターンに参加できないこともあると思います。
そんな時は、リクルーターの活用がおすすめです。

「この職種に興味があるんです」とリクルーターに相談すれば、現場の社員を紹介してくれることもあります。

このとき大事なのが、“職場の空気感”を話から感じ取ること。
社員が疲れ切っていたり、雰囲気がピリピリしているような感じなら、ちょっと注意。
逆に、生き生きと働いている人が多いような話が聞ければ、良い職場の可能性が高いです。

リクルーター=会社の顔

 リクルーター自身の態度も、実は重要な情報です。
なぜなら、リクルーターは学生に最初に接する“会社の顔”でもあるから。

私が学生の頃、とある企業のリクルーターと面談したときのこと。
女性というだけで軽視されたり、研究内容にも関心を持たれず適当にあしらわれたりして、ものすごく残念な気持ちになりました。

その時、「この企業って、きっと社内の雰囲気も似てるんじゃないか」と思い、志望をやめました。
リクルーターとのやり取りは、企業文化や価値観を見極めるヒントにもなります。

情報収集は“早め&こまめ”に!

 インターンや採用イベントの情報は、企業のウェブサイトや就活サイトに随時アップされます。
「気づいたら終わってた…」なんてことがないように、情報収集は定期的に行うクセをつけましょう。

特に、人気のある企業ほど早くインターン情報が出る傾向があります。
早めに動いて、チャンスを逃さないように!

就活は“相性”と“マッチング”

最後に伝えたいのは、「採用で不合格だったからといって、自分を否定されたわけじゃない」ということ。

企業も、「一緒に働きたいか」「今後伸びそうか」といった“人間的な相性”を重視していることが多いです。

・どんな人と働きたいか
・今後、会社と共に成長していけるか

お互いがそれを見極める場、それが就職活動です。

そして、自分のことをしっかり理解し、言語化できる人は強い。
学生生活の中で、「自分は何を大事にしているのか」「どんな社会人になりたいのか」を考えながら過ごしてみてください。

まとめ

 就活は、自分と企業の“マッチングの旅”。
インターンやリクルーターを活用して、自分に合う職場かどうかを見極めてください。

焦らなくて大丈夫。
“自分らしくいられる場所”を探す気持ちで、じっくり進めていきましょう。